指輪のリフォームには鑑定書が必須?
リフォームをする場合には鑑定書は原則として不要
婚約指輪に欠かせないダイヤモンドには、そのダイヤモンドのクオリティやカットの手法、そしてその精度を示す内容が記された鑑定書が付き物となっています。
リフォームをする際に、何らかのジュエリーからダイヤモンドを取り外すとなると、このダイヤモンドに付属する鑑定書をショップに持参する必要が生じるのでしょうか。
結論から申し上げると、その答えはNOであり、リフォーム元となるジュエリーをショップに持参すれば、鑑定書が無くても問題なくリフォームを受け付けてくれます。
したがって、もしも古いジュエリーのダイヤモンドを利用するという場合に、鑑定書が見つからないという問題に直面したとしても、鑑定書を取り直す必要はありません。
ダイヤモンドの現物を利用して新しい婚約指輪に作り直すという作業において、ダイヤモンドの質を具体的に照明する意味はなく、鑑定書を不要とするショップが大多数なのです。
リフォームする婚約指輪のイメージが出来上がったら、ジュエリーだけを持参してショップに向かい、リフォームの構想を具体的に進めて行くと良いでしょう。
少数ながら鑑定書が無ければ受け付けてくれないショップも
しかしながら、ごく少数ではあるものの中には「鑑定書を持参しなければリフォームに応じられない」というショップが存在していることも事実です。
これは「一定のグレード以上のダイヤモンドでなければリフォームができない」というショップの特徴となっています。
グレードの低いダイヤモンドは、リフォームを行っている最中に何らかの事故によって破損してしまう可能性が考えられるという問題がそういった基準を設けている理由です。
リフォームに堪えうるだけのグレードのダイヤモンドだと証明することができなければ、ショップはリスクを嫌い、リフォームを受け付けようとしない場合があります。
そういったショップを利用する際に、もしも鑑定書が見つからないということであれば、専門機関に依頼して鑑定書を発行してもらいましょう。
この記事の監修者
中込 早苗(Sanae Nakagomi)
ウェディングプランナー歴20年
アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)資格所有
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