婚約指輪のリフォーム時に鑑定書を取り直す必要はある?
宝石の鑑定書の取り直しは必須では無い
婚約指輪をリフォームの元となる指輪には、ダイヤモンドの鑑定書が付属している場合がありますが、これはダイヤモンドの価値を証明する重要な書類です。
リフォームを行うことによってダイヤモンドの形が変化する場合には、当然ながら鑑定書に載っているダイヤモンドの写真とは違うデザインに生まれ変わることになります。
そこで疑問になるのが「ダイヤモンドの形が変わってしまった場合には、鑑定書を取り直さなければならないの?」という問題ではないでしょうか。
確かに今後何らかのきっかけで指輪を鑑定してもらうことを想像すると、現物と証明書の写真が一致しないことが不都合になるようにも思えます。
ですが、仮に指輪の鑑定を受けることになったとしても、現物と鑑定書の写真が異なることが問題になることはまずありません。
「リフォームをした結果、鑑定書の写真とは違っています」と告げれば、しっかりと鑑定をしてもらうことができるので心配は無用なのです。
鑑定書の取り直しは「売却をするとき」で構わない
リフォームの際にサービスとして鑑定書を取り直してくれるのであればお任せする手もありますが、基本的にはリフォーム時に鑑定書を取り直す必要はありません。
何かとお金も入用な時期ですから、鑑定に余計な費用をかけず、リフォームそのものやそれ以外の結婚の準備に向けてお金を残しておくことがベストと言えるでしょう。
指輪の鑑定というものは、時代に応じて基準が変動していくものであり、現在の評価の基準が10年後のスタンダードとして残っている保証はありません。
もしも鑑定の基準が変わった場合には、鑑定書はほとんど意味を無くしてしまうため、取り直す意味が全く無くなってしまいます。
したがって、もしもダイヤモンドの鑑定書を取り直すのであれば、リフォーム時ではなく、指輪の売却を具体的に検討し始めた頃を選択することが最適と言えるのです。
この記事の監修者
中込 早苗(Sanae Nakagomi)
ウェディングプランナー歴20年
アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)資格所有
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