セミオーダーとフルオーダー、それぞれのメリットとデメリット
セミオーダーのメリットとデメリット
セミオーダーは、それぞれのショップが既に持っている指輪をベースとした上でカスタマイズし、オリジナルの指輪を作り上げるという方法です。
まず気に入ったデザインの指輪を選択し、その指輪の素材を変更したり、ダイヤモンドの質を変えたり、宝石を増減させるといった形で好みに合った指輪を制作します。
メリットとなるのは、完成後の指輪の姿を明確にイメージした上でオーダーできるという点でしょう。
専門的な知識やセンスが無かったとしてもデザインを考えやすく、納期までにあまり時間を要さないということもセミオーダーの特徴です。
一方で、あくまでも一定の選択肢の中からの組み合わせによって指輪を作り上げるため、100%オリジナルの指輪が完成するとは限らないということがデメリットになります。
指輪のサイズ等に関してもとことん細かい注文を付けることは難しいため、本当の意味での「自分のためだけの指輪」を作ることは難しいのです。
フルオーダーのメリットとデメリット
フルオーダーは、2人で考案したデザイン画を基にし、ゼロの状態から完全にオリジナルの婚約指輪を制作するという方法です。
パターンの中から指輪を選択する必要が無く、実現可能なデザインであればどんな形であったとしても指輪として具現化することが可能となっています。
世界中を探し回ったとしても、同じ物を見つけることは絶対にできない自分のためだけに存在する指輪をオーダーできるということが最大のメリットです。
完璧にフィットするサイズの指輪を作れるということに魅力を感じ、フルオーダーに決めたという方も目立ちます。
デメリットとしては、デザインを確定させるために数度の打ち合わせが必要になるなど、オーダーを確定させるまでに手間と時間がかかるということです。
また、デザインや素材に妥協せずに制作していくと、セミオーダーと比較して大幅に予算が上がってしまう可能性もあります。
この記事の監修者
中込 早苗(Sanae Nakagomi)
ウェディングプランナー歴20年
アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)資格所有
結婚は人生にとって大きな分岐点。嬉しいことばかりではなく、時には悩むこともあると思います。そんな時に当サイトが少しでもお役に立てればと思います。