花嫁の親族の指輪を婚約指輪にリフォームしてもいいの?
欧米では常識であり、思い悩む必要はない
彼女が婚約指輪として適切な宝石を備えたジュエリーを所有していない場合や、自分の母が婚約指輪を提供することが不可能な場合、花嫁の親族の婚約指輪を利用してリフォームをすることもあり得ます。
男性にとっては提供を頼みにくいこのシチュエーションですが、実は欧米では花嫁の親族の婚約指輪を継承していくことは極めて一般的であり、常識の範囲内の話ですから、過度に思い悩む必要はありません。
彼女が乗り気でない場合に指輪をリフォームするということは好ましくありませんが、彼女が婚約指輪を受け継ぐことを望み、花嫁の親族も認めてくれるのであれば、是非とも義母の指輪をリフォームしましょう。
次の世代へと真実の愛を象徴するジュエリーを継承していくということは非常に素晴らしいことであり、2人の新しい人生の門出として相応しい婚約指輪の準備方法となるのです。
義母の婚約指輪をリフォームする際に注意すべきこととは
花嫁の親族から婚約指輪の提供を受けた場合には、花嫁道具の一環として受け取れば良く、特別に高価なお返しをする必要はありません。
ただし花嫁の親族にとっても、婚約指輪は人生において非常に重要な意味を持つ品物であることは疑いようのない事実ですから、ささやかな形でも良いのでお礼の気持ちは伝えなければなりません。
指輪を受け取る際には、花嫁に一任するのではなく、必ずその場に自分も足を運んで直接受け取るようにしましょう。
その際にご自宅に伺うのであれば手土産を持ち、レストラン等で待ち合わせるのであればお食事をご馳走するとスマートです。
また、リフォーム後の指輪のデザインについて意見を出してもらったり、制作に参加してもらうこともおすすめできます。
指輪という形だけではなく、その指輪に関わる全ての人物の気持ちを尊重してリフォームすることによって、本当の意味で宝物となる婚約指輪を作ることができるのです。
この記事の監修者
中込 早苗(Sanae Nakagomi)
ウェディングプランナー歴20年
アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)資格所有
結婚は人生にとって大きな分岐点。嬉しいことばかりではなく、時には悩むこともあると思います。そんな時に当サイトが少しでもお役に立てればと思います。